1. 2023/10/28(土) 18:46:10
〈和馬さんは、遊べる相手を探しているんですよね? 私は真面目に婚活しているので、もし難しかったらブロックしてほしいんです〉(略)
昨日は1分ごとにメッセージが返ってきたが、少し考えていたのか、5分後に和馬さんから次の返信がきた。
〈遊べる相手探しではないですよ? でも、色んな相性って大事だから気になるところではありますけどね?〉
やっぱり怪しい。しばらく無視していると、1時間後に再び和馬さんから。
〈会って確かめます?〉
あぁやっぱり遊び人だったんだ……と、ため息をつきながら返信した。
〈言っていることがよくわからないです。私はお付き合いする前にそういう関係にはならないです〉
再び和馬さんより、〈相性悪かったらガッカリしませんか?〉
幻滅だった。ほかにもこのサイトで、私に「いいね!」を押してくる男性の自己紹介文には「貧乳が好き」などと書かれていたり、やけにアップの顔写真がのっていたりして、薄気味悪さを感じていた。アプリ選びから失敗したのかもしれない……。私はこう返信した。
〈好きだったら、相性が悪いことないですもん。和馬さん、いい人と思ったのに残念。もう私は退会しますね。これまで男の人に体の相性とか言われたことないですよ〉
すると立て続けに2通のメッセージがきた。
〈男はみんな言わないだけで、相性のことは思っていますよ〉
〈会って確かめてみては?〉
私の頭で音をたてて何かが切れた。即座にメッセージを返す。
〈だから、しないってば!〉
数分後、私は和馬さんからブロックされた。会う前に本性を見抜けてよかったとも言えるが、自分の見る目のなさに婚活スタート時から嫌になってしまったのである。それに自分のプロフィール写真から、そんな軽い女に見られていることも悲しかった。このアプリはわずか1週間で退会したのだった。
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バツイチ子持ちで40代後半の筆者は今夏、人生で初めて婚活を始めた。そしてこの4カ月間で約150人の男性と対面した。今もまださまざまな場で異性と会い続けている。 私が最初に婚活アプリでマッチングした人は、「ヤリモク」の男だった。「ヤリモク」とは、婚活アプリ用語でセックスが目的の参加者のことである。 入会した婚活アプリは、40代以上向け、シングルマザーやシングルファザーも多く利用するという触れ込みだった。…