1. 2023/10/10(火) 00:55:33
■ほめる対象となる行動は「普通の行動」
けれども、普通の行動は普通であるがゆえに、親御さんにとっては認識しにくくスルーしがちです。
一方で、子どもの問題行動はこちらが意識していなくても、目に入ればすぐに認識できます。見た瞬間にカチンときて、速攻で叱ることができます。その結果として、ほめる頻度は低く、叱ってばっかり、となっていきます。
でも実は、ほめることは簡単です。普通のことをほめるだけです。問題行動に対して代わりの行動を教えたのであれば、その行動ができたときに「~できたね」とほめれば、それでOKなんです。
出典:i.imgur.com
ほめるチャンスはいっぱい転がっているんですよってことなんです。
「運転席を蹴る」という問題行動へのアプローチを考えるとき、その反対の行動である「足を下ろして座る」がほめる対象となります。
もちろん、「ほめればすべてがうまくいきますよー」なんて言うつもりはないです。ほめても変わらないこともありますし、ほめたことで子どもが調子に乗って余計なトラブルが起きることもあります......。
そんなときは、ほめる子育てをしている自分を誇りに思いつつ、上手に気分転換をしてバランスを保っておいてくださいね。
ふだん子どもに対して、叱るのとほめる(認める)のってどっちが多いですか?
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この記事の中で「ほめる」というのは、「今の行動はよかったよ」とフィードバックするものとしておきます。…一般的には、子育て支援者が「ほめましょう」と言うと、超前向き思想で「みんな子どもをホメホメして、親も子どもも幸せ、最高の子育てライフを送ろうぜ!」と言っているように見られがちですが(思い込み強い?)、ここではそういうことが言いたいわけではないんです。