1. 2023/10/02(月) 17:06:44
夏が終わったとたん「寒い」と訴える30歳代女性 「電池が切れた」ように体がだるくて気力も落ちた…これはうつ病?(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
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過去最多の猛暑日を数えた夏も終わり、ようやく朝晩には涼しさを感じられるようになりました。多くの人にとって、しばらくは快適なシーズンとなりますが、早くも「寒い」と感じる体質の人もいます。暑がりや寒がりが、その人本来の体感であれば異常とはいえません。ところが、それが体のホルモンバランスの乱れが原因だったら、治療が必要な場合もあります。
アサミさん(39)は、飲料販売の営業職です。その年の夏も猛暑続きだったことで会社の業績は好調で、7月、8月は彼女自身も多忙を極めていました。以前に夏バテの経験はありませんでしたが、その夏は初めて感じたことのない疲労や体のだるさを覚え、9月に入ると「電池が切れた」ように生活全般で活力の低下を自覚するようになりました。単なる夏バテの後遺症にしては症状が長引いていたため、友人に相談したり、医療サイトの記事などを読んだりしているうちに、「うつ病かも?」と気になり始め、私が勤めていたメンタルクリニックにやってきました。
小山: 食欲はどうでしょう? おいしいものは、おいしく食べられていますか?
アサミさん: 好きなものはおいしいと感じます。ただ、食べ過ぎているつもりはないんですが、最近、数キロ体重が増えてしまいました。
小山: 体重が増えたのですね。そのほかに、今までとは違う、体の変化は感じますか?
アサミさん: 鏡を見ると、顔に生気がなく、むくんでいるように感じますし、肌がカサついてきました。ところで先生……、このお部屋(診察室)、寒くないですか?
小山: そうですか、ごめんなさい。室温を調整しましょう(空調は26~28℃の設定だった)。
アサミさん: いえ、すみません……。なんだか最近、私が寒がりになっているのだと思います。
そこで、アサミさんの血液検査を行ったところ、その結果は私が予想した通り、甲状腺機能の低下でした。体全体の活力や代謝に関係するホルモンの働きが下がっていることで、憂うつ感や倦怠感、寒がり(耐寒性低下)や肌のカサつきが起きている、と考えられました。
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出典:1.bp.blogspot.com