1. 2023/09/29(金) 00:40:52
「お母さん。アイカちゃんはまだまだ子どもですし、これからどんどん顔も変わっていきます。本当にいいんですか?」
二重の手術にやってきた中学1年生の私を見て、先生はかなり驚いた様子だった。
「構いません。遠慮せずやってください」
「アイカちゃんも、本当にいいんだね?」
「……はい、大丈夫です」
なんとかそう答えた。
私が受けた手術は、「埋没法」と呼ばれるものだった。埋没法は瞼に直接メスを入れる「切開法」と違い、瞼を糸で留めることで無理やり二重のラインを作り出すという手法だ。
それでも、これで少しでも自分の顔がよくなるなら――。その一心で私は覚悟を決めて、手術を行うベッドに上がった。
「もうやめて! 痛い痛い痛い痛い痛い!」
大声で泣き叫びながら手術を受けた。当時は今ほど美容整形の技術が発達していなかったし、瞼をひっくり返されて、死ぬほど怖い思いをして打った麻酔も十分に効いてるとは言い難かった。
▼小さい頃の関あいかさん。写真は整形前のもの
出典:i.imgur.com
「一度、自分の顔を確認してもらえるかな?」
受け取って、恐る恐る自分の顔を確認する。
「……えっ、なにこれ」
その当時の私はよくわかっていなかったんだけど、整形手術のあとにはダウンタイムが付き物だ。切って貼って無理やり顔の形を変えた傷跡が、徐々に馴染んでくるまでの時間のことをダウンタイムと呼ぶ。
手術直後の私の瞼は、自分のものとは思えないほどパンパンに腫れ上がっていた。
「腫れが引いたら、きれいな二重瞼になってるはずだから」
手術は無事終わったとして、困るのがその後の学校だ。ダウンタイム中なのでしばらく休みますなんて到底言えないから、仕方なく瞼を腫らせたまま登校するということになった。
噂好きでデリカシーのかけらもない中学生からしたら、私は格好の注目の的だった。
私がなんでこんなことになっているのか何も知らないくせに、学校中が大騒ぎだった。しまいには「アイカは学校の外で援助交際をしている」という、めちゃくちゃな噂までたったほどだ。
出典:i.imgur.com
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「アイちゃんは、本当に顔が薄いね」――母親の言葉がきっかけで自身の見た目にコンプレックスを抱いた、少女時代の関あいかさん(現在26歳、タレントとして活動中)。 当時まだ13歳だった彼女に美容外科での整形を決意させた「ある出来事」とは……? 自身が摂食障害・過食嘔吐に至るまで…