1. 2023/09/19(火) 23:14:46
◆日本のラーメンを輸出しているだけではない
国内の感覚ではラーメンに2000円以上というのはあまり考えられないでしょう。しかし、海外においてはこの価格設定でも十分に勝負できるのです。
2000円以上の価格設定には、先述の物価高騰を筆頭とした国内と国外での条件面の違いが一つの要因としてもちろんあげられます。
その上で一風堂が海外において日本のラーメンブランドとしての地位を確立しているというのも非常に重要な点です。
一風堂は各地域の需要も研究し、植物性の原材料のみを使用したメニューを設けるなど現地で受け入れられるための体制もしっかりと整えています。一風堂の動物性原材料を使用しないラーメンは今年5月に開催されたG7広島サミットで海外のメディア関係者に提供されるなど、信頼と実績を確実に高めています。
一風堂では海外研修にも力を入れています。仕組みと人、この2点への投資が国内同様の高いクオリティを海外でも維持する上での原動力となっています。
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2年連続の値上げですが、業績は好調です。なぜ、一風堂は他社よりも高い営業利益率を維持できるのか。 大きな要因として一風堂がこの数年推進してきたDX化があります。一風堂はモバイルオーダーやタブレットオーダーを導入するなどの各種DX化の施策を押し進めてきました。 …一風堂は“人への投資”もぬかりありません。 2022年には社員人件費を平均4パーセントアップ、アルバイト時給の単価も向上させました。