1. 2023/09/08(金) 09:38:51
栃木県に住むCさん(58才)は、大学卒業後、地方公務員として勤務。夫も地元の会社に勤めるサラリーマンで、周囲からは「老後は安泰ね」とうらやましがられることも多いという。だが、いま彼女は想定外の事態に直面している。
「3人いる娘のうちの1人が、高校の途中から不登校になり、そのまま引きこもり状態になりました。高校を中退して8年になりますが、ずっと家にいて、自立するめどはまったく立ちません。さらに夫の父親が認知症で介護が必要になり、面倒を見るための費用もバカにならない。
私も夫も定年を延長してできる限り働くつもりですが、将来どうなるのか、経済的な不安は増すばかりです」
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公的年金制度が賦課方式で運用されている日本は、「高齢者は働かなくても年金で悠々自適に暮らしていける」、「団塊世代はお金を持っている」などと論じられることがある。しかし、それは幻想だ。いまや、貧困はあなたのすぐ足元まで忍び寄っている。