1. 2023/08/17(木) 21:23:17
消防本部では2021年以降、ワクチン接種を辞退した警防課の職員が「接種拒否者」として廊下脇で勤務させられたり、未接種の職員4人が全員退職したりしていたことが判明。7月下旬に問題を検証する第三者委員会が設置され、全職員を対象にしたアンケートなどで本部内でのハラスメントの有無も広く調査する方針だ。
退職予定の職員の1人は取材に「幹部が職員に『仕事ができへんから、降任せい』と暴言を吐いたり、ささいなミスで休日に呼び出したりするなど、ハラスメントだと感じる行為を多く見てきた」と訴える。「幹部を恐れて誰も何も言えない。消防士は小さい頃からの憧れで、辞めたくはなかったが、この組織で働き続けることに希望が持てなくなった」と明かす。
別の退職予定者も「ハラスメントが横行する職場にいるのが辛かった」と言う。
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新型コロナウイルスワクチン未接種者への対応が問題視されている甲賀広域行政組合消防本部(滋賀県甲賀市)で今年度、9月末までに計12人が中途退職することが関係者への取材で判明した。全職員(約200人)の5%超が退職する異例の事態