1. 2023/07/12(水) 13:36:56
「やっぱりカラオケなのは残念」「素人がカラオケで歌ってるの何が楽しいん」「のど自慢」をなぜカラオケ化したのか。6月20日に取材に応じたNHKの中村雅郎チーフ・プロデューサー(当時)は、「出演者ファーストの判断だった」と説明する。
中村さんは昨年夏、視聴率を高めるための番組改変に着手。課題を整理したところ、近年は楽曲が複雑化しバンドの手に負えないケースが出て来たことが判明したという。また、出演者の多くがカラオケで練習しており、バンド伴奏では力を発揮できないケースがあったとしている。バンドメンバーは高度なスキルが求められるが高齢化が進んでおり、特に地方都市で人材の先細りも予想され、「これはサステナブル(持続可能)な仕組みではない」と判断した。
バンドに対し、中村さんは「長年にわたり、生放送で一度も大きな演奏上の事故はなかった。色々なお気持ちがあることは重々承知したうえでだが、本当に感謝しかない」と謝辞を述べる。今年度末にNHKホール(東京)で開かれる「チャンピオン大会」では、生バンドとオーケストラによる伴奏が実施されるという。
出典:www.sankei.com
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全国各地の地域住民が、ご当地からの生放送で歌を披露するNHKの長寿番組「NHKのど自慢」。4月に行った改変で、出演者の伴奏がバンド演奏からカラオケ(第一興商提供)に変わって約3カ月たった今も、視聴者からはバンドを惜しむ声があがっている。事前のアナウンスがほぼない突然の変更だったことや、NHKが構造改革を進める時期に重なっていたため「コスト削減」との見方もあるが、NHK側は「あくまで出演者ファーストでの判断だった」と強調している。