1. 2023/06/29(木) 22:53:45
わいせつ事件では確固たる証拠がなく、供述に頼るしかないことが不起訴になる要因のひとつになっているという。
自分がされた、思い出したくもない行為を自らの口で供述するのは確かに精神的な負担が大きい。
しかし、不起訴となれば犯人を許せない、罰してほしいと思う被害者の感情はどうなるのか。
「処罰を求めるということは、相手と同じ“リング”に上がることになります。第三者がいる法廷の場で、自分がされたことを話す。ある程度、自分も殴られる覚悟やリスクをわかった上で、裁判という場に臨まなければいけないんです。
こういった理由により不起訴が多くなっているのだと思います。被害者側からすれば、処罰をしてほしいけれど、自分がまたイヤな思いをしたくない、という気持ちが上回ってしまうのでしょう」
(※一部抜粋)
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さいたま市のプールで女児の身体を触ったとして今年4月にスイミングクラブの男性コーチが逮捕されたものの、不起訴に。この前日、東京でも弁護士事務所に就職が内定していた女子大生に対して、わいせつ行為をしたとして逮捕されていた弁護士が不起訴に。世間を騒がせたわいせつ事件でも、起訴にならずに示談、不起訴になっている事例が多い印象だが、その理由はなんなのか。わいせつ事件には難しい側面があると『アトム市川船橋法律事務所』の高橋裕樹弁護士が説明してくれた。