1. 2023/06/22(木) 09:55:13
「朝は規則で7時には起床しますが、昼まで何もすることはなく、ひたすら“官本”（刑事施設が用意してくれる受刑者が借りられる本）を読んでいます。
留置所内では勝手に運動はできないので、ただゴロゴロと本を読むか、寝ることしかできません。何もすることがないのがこんなに辛いものだとは思いませんでした。マイナス思考に襲われて、気分を切り替えて…の連続です。
それでも、まったく動いてないのに10キロ痩せました。人生でこんなに一気に痩せたことはありません」
そう言って少し笑顔を見せた。今回の面会ではやたら饒舌な伊藤被告は続ける。
「もちろん罪を償う気持ちはあります。でも今のことや刑務所に入るだろうちょっと先のことばかりを考えていると精神的に落ち込んでしまうので、とにかくなんでもいいから就職とか、出所後、10年後くらいのことを考えてますね」
逮捕当初、「減刑は求めてない」と語った伊藤被告。しかし、「罪を償う気持ちはある」と話したものの、今回の面会でAさんに対する謝罪の言葉はなかった。
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今年5月4日夜にJR平塚駅前で知人男性Aさん（49）の腹部を刺し、現行犯逮捕された自称無職の伊藤りの被告（28）。神奈川県の小田原警察署の留置所に収監され、現在は取り調べが終わり、裁判の期日を待つ状態だ。いったい彼女はなぜ、犯行に及んだのか？ 集英社オンラインは伊藤りの被告との面会取材とともに、事件直前までやり取りをしていた知人男性Bさん（42）にも話を聞いた。