1. 2023/06/15(木) 23:25:55
「Z世代の多くは『恋愛はしたい人がすればいい』と考えているようです。10代の頃からSNSに親しみ、多様な価値観を受容する感覚が前提にあるZ世代からすると、『恋愛を重視するべき』といった強制感を覚える人が少ない。いわゆる“恋愛至上主義”のZ世代は、数少ない印象です」
Z世代にとって恋愛はあくまで多様な関心事の一つにすぎず、00年代の中頃に若者の間で広がった「恋人がいる=リア充(現実の生活が充実している様子、人)」という定義は、Z世代では通用しなくなっている。
「(略)Z世代一人ひとりが思い浮かべるリア充の像が多様化しているため、恋愛をしているかどうかで優劣をつける構図が、そもそも成立しません」
ーー略ーー
Z世代は、どこで恋人となる対象と出会っているのだろうか。
「我々の行った調査では、Instagramから恋愛に発展した経験のある人が5人に1人いるという結果となりました(略)」
Z世代のコミュニケーションツールの中心は、Instagramだ。遊ぶ予定を友人と計画するときもInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)でやりとりを行い、初対面の人とまず交換するのはInstagramのアカウントだという。
「Z世代のほとんどは、写真や動画を用いたコミュニケーションを日常的に行っています。視覚的な情報を処理する能力にたけているため、顔や性格というよりその人の持つ“世界観”で好悪を判断しているのです」
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昨年、内閣府が公表した「令和4年版男女共同参画白書」において、「20代男性の約4割がデート経験がない」という調査結果が話題になった。少子化問題とひも付けて「若者の恋愛離れ」が憂慮されているが、実のところ、Z世代は“恋愛”をどのように捉えているのだろうか。...