1. 2023/06/14(水) 00:57:18
■ひとり親家庭の困窮を叩く人々
全国のひとり親家庭を支援する団体でつくる「シングルマザーサポート団体全国協議会」が公表した調査結果を共同通信が、「ひとり親、米を買えず5割超物価高で、支援団体が調査」という見出しで報じたところ、「そんなことあるわけない」と大炎上したのです。
出典:i.imgur.com
苦しい人たちが苦しむ人たちを叩く構図は、数年前の生活保護叩きから表面化したように思います。「勝ち組、負け組」という二分法がさまざまな局面で使われるようになり、「私はこんなに頑張っているのに、なんで評価されない?」という“報われない感”が社会に蔓延しました。
そういった不満が「自己責任論」を蔓延させ、生活保護受給者などへの「弱者叩き」や「自分よりうまくやっている人」の足を引っ張るという、極めて利己的な方向に社会を向かわせたのです。
上の不安と下の絶望が過剰なバッシングの芽を生み、SNSという匿名のコミュニケーションツールにより露呈し、加速し、不寛容社会ができあがってしまったのです。
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「浅はかな記事。マスコミが不安を煽りたいだけ」「インターネット調査って。ネット使えるヤツが米買えないのか? 家計簿チェックしろ」「嘘つくな!」「米買わないで、ほかの高いもの買ってんじゃね?」「米も買えない親に子育てする権利与えるなよ」「ひとり親世帯だけ給付金とか散々もらってるくせに、何言ってんだよ」「生活保護でも米くらい買える」「シングルマザー保護し過ぎ。米は嫌いだからパン買ってるってことだろう」…