1. 2023/05/29(月) 11:02:01
「女性セブン」の記事が引き金となったのは明らかだとはいえ、先の梨園関係者は、
「12年6月に猿之助を襲名してから、彼はまるで大名跡の魔力に取りつかれたかのように、尊大な振る舞いが目立ってきた。公演では演出も手掛けるプロデューサーとして君臨し、配役に自身の“推しメン”を入れることで知られていました」
たとえば来年に上演予定の「スーパー歌舞伎II 鬼滅の刃」でも、
「総合演出を手掛ける猿之助以外の配役は、市川染五郎、市川團子、松本幸四郎の三人しか発表されておらず、“今回はどの推しメンを入れるのか”とうさわになっていました。気に入った若手であれば歌舞伎界以外からも積極的に起用していたことで一門からの反発も強く、嫌気がさして澤瀉屋から抜けていった役者も少なくありません」(同)
さらに続けて、
「猿之助から性被害を受けた役者やスタッフは2桁に上るといいます。本人は、まだ報じられていない告発があることを察知し、それらについても身に覚えがあったため、観念するしかなかったのです」
当代きっての花形役者は、自ら奈落へと身を投じてしまったのだ。
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男女の道行きを題材にした「心中もの」は、歌舞伎では定番の演目となっている。が、役者一家が実際に遂げようとしたとなれば、痛ましいというほかない。さる5月18日に自殺を図った市川猿之助(47)。梨園に新風を吹き込んできた「澤瀉屋(おもだかや)」で何があったのか――。