1. 2023/05/23(火) 10:18:54
そんな中、真理子さんは週末のとあるイベントに参加します。
「東京国際フォーラムでファッションイベントがあって、学生時代の友人を誘って参加しました。土日2日間のイベント初日で、モデルさんと近い距離で撮影もできたので、5枚の写真をインスタにあげました」
人気のブランドが参加したイベントだけあってインスタ内でも盛り上がり、真理子さんの投稿にもかなりの数の “いいね” がついたそう。
「みんな2日目も参加したのかな? と軽い気持ちで、週明けにハッシュタグで検索しました。そしたら、私と同じアングルで5枚の写真を投稿しているAさんの投稿が出てきたんです。びっくりしましたね」
これには真理子さんも黙っていられませんでした。
真理子さんが「Aさんもイベント行ったみたいだね。インスタみたよ」と言うと、Aさんは「うん。真理子さんに憧れ過ぎて、いつも真似っこばかりしてごめんなさい」と謝ってきたそう。
「それまではなんかモヤっとしたけれど、その言葉がなんだか正直で可愛いと感じて。彼女に対するモヤっとした気持ちを封印することにしたんです」
ところが、真理子さんはそれから数ヶ月後に、Aさんのとんでもない発言を聞いてしまいます。
「あの人が私に憧れていて、逐一真似してくるんだよね。ほんと困ったな」と休憩室で誰かと話しているAさんの姿に、真理子さんは震え上がったそうです。
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都内に住む真理子さん(仮名・30歳)は、結婚2年目の会社員。真理子さんは、“インスタグラム投稿は生活の一部” というほどのインスタ好きです。「都内の不動産会社で営業事務をしています。繁忙期以外は、ほとんど定時で上がれるので、夕方から遊びに行けるし、いい職場だと感じています。毎日更新しているインスタは、ちょっとした副業のようにもなっています。日々の生活もアップするし、フォロワーさんが増えてきてからは、いくつかのブランドのアンバサダーも引き受けています」