1. 2023/05/08(月) 12:11:47
アナウンサーの就職試験で吃音を明かすと、驚かれた。「家に帰るとどもりますが、マイクの前では絶対にどもりません」と続けた。
東京12チャンネル(現テレビ東京)のアナウンサーになった。
人と話すときは身構えて吃音を隠すが、そんな状態が続くと精神的にまいってしまう。だから、気を許せる人の前では、「堂々と」どもっているという。
朝の人気情報番組「とくダネ!」の司会を22年続けた。守り続けた信念がある。「僕はその人が話し始めたら、最後まで聞くことにしていた。CMになっても、その後、続けて聞いた」
その理由とは。
「それってね、おそらく裏返しかもね。これまで、吃音の僕の話を最後まで聞いてもらえなかったから。言おうと思うんだけど、最後まで言えずに終わったことが度々あったから」
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20年以上朝の情報番組の司会を務め、立て板に水のような語り口調で知られるタレントの小倉智昭さん(75)は、言葉が詰まってうまく話せない吃音(きつおん)に苦しんできた。そして今も、吃音があるという。