1. 2023/04/09(日) 09:06:59
こうして問題意識が高まってきたわけだが、いまだ岡山の用水路では柵もなにもないほうが当たり前だ。事故を防ぐためには、早期の対策が求められるはず。しかし、担当者は対策の効果に疑問を持っている様子であった。
「岡山市内だけで約4000kmもあるので、全部に対策をするのは無理です。お金もかかりますしね。それに柵があっても落ちる人は落ちます。柵の隙間から落ちるんですよ」
それどころか、用水路のある地域の住民が柵の設置に反対することも多いという。
「道路幅が狭いところも多いので、車が通りづらくなるから柵の設置はやめてほしいと反対されることも多いんです」
結局、もっとも効果的な対策は、通行の際に用水路に落ちないように気を付ける周知活動だという。県内では役所のほか県警がチラシで用水路への注意喚起を行うなど、地域でも取り組みが盛んだ。
それでも転落する人は絶えない。そのためなのか、岡山県では用水路に転落した人を助けたとして人命救助で表彰される人もとても多い。
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2020年3月に岡山県がまとめた「用水路等転落事故対策ガイドライン」には、2013(平成25)~2016年の消防本部の統計が掲載されている。 これによれば、この期間の用水路への転落による出動件数は1562件だ。年平均では391件となり 「1日1件以上」 の転落事故が発生している計算だ。 悲惨な事故になる事例も...