1. 2023/03/22(水) 00:11:41
彼・彼女らの多くはヴィーガンフードを好む一方で、牛肉を使った一般的な焼肉も「大好き」だというのです。欧米ではあり得ない現象ですが、こうした矛盾はなぜ起きているのでしょうか。Z世代の若者に話を聞くと、その理由は至ってシンプルでした。彼・彼女らは本当にヴィーガンに転向したわけでも、その思想に引かれているわけでもありません。
「何となく痩せそう」「野菜がたくさん食べられる」などの至ってシンプルな理由で専門店に行き、そのときだけヴィーガン食品を食べていたのです。
正直なところ、ヴィーガン食品にはカロリーが高いものも含まれます。特に大豆ミートは意外と高カロリーで、本物の肉に置き換えてもダイエット効果が高いとは言い切れません。
それでも「植物性だからヘルシーで、太らないだろう」と考え、ヴィーガン専門店を訪れているようです。
来店の動機はあくまで「ダイエット目的」であり、動物のためではなく自分のための消費行動だといえます。こうした風潮は、欧米のヴィーガン文化とは正反対です。
若者がヴィーガン専門店に集う理由はそれだけではありません。冒頭で述べた「カルーアミルク専門店」「梅酒カクテル専門店」などにも当てはまりますが、どうやら若者たちは、専門店に通うことで「この人は“通”なんだな」と周囲に認識されたいようなのです。
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昨今の飲食業界では、「カルーアミルク専門店」「梅酒カクテル専門店」など、ラインアップを特定の商品に絞ったニッチな店が台頭しています。