1. 2023/03/10(金) 10:39:29
──小学生が整形をしても問題ないのでしょうか。磯野智崇さん まぶたの整形については7~8歳からできると、医学書のガイドラインに記されています。ただしあくまで逆さまつ毛の治療についての記述であり、美容目的とはされていません。また、たとえ医学的に問題がなくても、個人的には小学生に整形を積極的に勧めたくないと考えています。
──たとえ本人が強く希望しても?
磯野智崇さん それが測りかねるからです。もしかしたらお母さんに「二重のほうがいい」と勧められたのかもしれないですし、精神的にも発達段階にあるお子さんの意思を的確に判断するのは難しいものです。もちろん親御さんの考えもさまざまですから、すべてお断りするわけではありませんが、手術を“受けさせて”しまうのは避けたい。患者さんの希望を叶えるのが私たちの仕事ですが、求められたら何でもかんでもやっていては、不健全な業界になってしまうと危惧します。
+51
-1
美容整形を公表する人が増え、かつてとは比べものにならないほど美容整形が市民権を得た。広告で低価格をうたうクリニックも多く、美容整形のハードルを下げている。整形によって容姿のコンプレックスが解消され、人生が豊かになった人もいるだろう。その反面、美容外科クリニックの広告やビジネスモデルが整形依存症や醜形恐怖症を煽っている側面はないか。未成年を起用した広告や小学生の子どもに整形を進め炎上したYouTuberなどが問題視されるなか、美容外科の老舗クリニックで日本美容外科学会の会長が院長を務める共立美容外科の副総括院長・磯野智崇さんに、医療従事者としての倫理観を聞いた。