1. 2023/02/08(水) 22:16:39
――日記を読むと、当時の藍里ちゃんの辛さが痛いほど伝わってきます。当時「やらなきゃよかった」と後悔したことはありましたか?
やらなきゃよかったとは思わなかったです。でも、手術から半年間は顔が腫れている状態だったこともあって「本当にこの腫れは引くのかな」って不安でした。一週間に一回の定期検診のたびに「これが完成形ですか?」って先生に聞いていましたね。
――それに対して、先生はなんと答えたのでしょう?
「はっきり“完治”と言えるまでに5年はかかるよ」って。最低限の活動ができるようになるのが1ヶ月後、腫れが引くのが5ヶ月後くらい。手術後すぐの顔をキープできるわけではなくて、その後の5年間ダウンタイムが抜けつつ、老化も加わっていくと説明されました。
――なるほど。
整形後に“After”として出た顔と、4年経った今の顔を見て「整形が崩れてきてる」とか「顔が戻ってきてる」って言う人もいるのですが、そうじゃないんですよね。整形している人も、していない人も、同じように年を重ねていくのだから顔の変化はあって、当たり前。
整形は魔法じゃないし、漫画のように“手術して包帯を取ったら美少女に!”なんてことは現実ではありえないことなのですが、そのことを知らない人が多いのかなとは思います。
――たしかに、そうですよね。今回、改めて話を聞いて、骨を切ることの壮絶さを感じましたもん。
実際、私は顔の半分くらいは、今でも感覚が鈍いままです。これはもう治らないのですが、事前にリスクとして覚悟していたことなので、受け入れて生きていこうと思っています。
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今よりも美容整形を公表することが珍しかった約4年前。タレントの有村藍里が輪郭矯正の骨切り手術を受けたことを公表し、話題を呼んだ。当時のことを振り返り、彼女は今、何を思うのか。美容整形手術を受ける以前から親交が深かったライター・瑞姫がインタビューする。