1. 2023/01/04(水) 10:23:00
この日男性は、母親が掛け布団をベッドの上にもみくちゃにしたままで、何もかけずに横たわっていたことに腹を立ててしまったようだ。彼は苛ついた様子で「病院の掛け布団だと落ちつかないのか?」と言うと、ベッドに座っている母親を両手で押し倒し、「早く死んでくれ!」と怒鳴りつけてしまった。しかし、押された勢いで少し苦しそうにうめき声をあげる母親を見て男性は我に返り、母親をベッドに寝かせて優しく布団をかけてあげた。動画の撮影者はこの様子を見て非常に不快に感じたそうだが、のちにこの男性と話をする機会があり、「この男性のしたことは正しくないが彼の困難な状況は理解できる」と述べ、男性のことが気の毒になったという。
実は男性はかれこれ20年もの間、認知症で寝たきりの母親の世話を続けてきたという。そして最近母親は、発熱のために病院に入院し、男性は弟と交代で世話をしていたようだ。長年母親の介護を続けてきた男性は「自分はもう若くないし体調もあまり良くない。もう20年以上も母親の介護をしており心身共に疲れ果ててしまった」と話していたそうだ。
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高齢化が進む中で、寝たきりの親の介護に悩む人は少なくないようだ。