1. 2022/12/30(金) 22:54:31
閲覧注意かもです…!「過去に一番大変だったのは、おしっこをペットボトルに入れる方でした。2トントラックで8トン分はそれやったんですよ。本当にすごかったです」
おぞましい部屋に出会ったのは今夏だった。間取りは1K。玄関のドアを開けると、空間一面がゴミとペットボトルに覆われていた。
「自分の身長よりゴミの山が積み上がっていても、ちょっと沈んでいるところがある。寝る場所の確保はされていた。荷物の量は10トン。その8割が…。私も衝撃的と言いますか、そこまでの状況だとテレビも放送しない」
8人で現場に到着し、作業に当たったのは4人だった。それでも、「4日か5日かかった現場です」と、難航を極めた。
「孤独死の現場でも結構あるんですけど、たとえができない臭いがするんです。服や鼻の粘膜にもついてくる。ご飯を食べれないくらいにおいがあります。それでも不思議なことに、1時間くらいいると何とも思わなくなってくる。慣れってすごいなと思います。さすがに家に帰るときは玄関の前で服を脱いで袋に入れますが」
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世の中、誰もが嫌がる仕事を引き受けている人たちがいる。ゴミ屋敷や孤独死宅の清掃を行うのは、大阪不用品回収ゼロ代表の永留統道(ながとめ・とうどう)さん。喫茶店のオーナーや民泊経営を経て5年前に事業を始めた。足の踏み場もない、悪臭が漂うゴミの山でなぜ彼は闘うのか。