1. 2022/12/14(水) 15:56:50
日本の貧困支援の現場でも、「ガス料金か、食事か」を選ばざるを得ないような切迫した状況が広がっている。
■貧困が広がる現状、電気代などを滞納する人の増加
フードバンク仙台には、2022年4月から9月までの6か月間で、延べ1556件の支援依頼が寄せられている。そのうち働いている人が約47%を占めている。昨今の物価高は、働いていても食糧支援を必要とする状態にある人々の増加を招いているのである。
また、依頼者のうち家賃の支払いを滞納している割合は19%に上っており、家賃が支払えずホームレスになる一歩手前の人からの相談も多いという。ここに追い打ちをかけているのがエネルギー価格の上昇である。電気料金は約28%、ガスは約27%、水道は約22%の依頼者が滞納している。
出典:newsatcl-pctr.c.yimg.jp
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貧困者支援の現場からは、物価高の中で「公共料金か食料か」を選ばざるを得ない世帯が増えていることが見えてくる。イギリスでは高騰する公共料金を支払わない直接行動も発生するなど大きな抗議活動に発展している。