1. 2022/12/03(土) 09:08:46
「SLAM DUNK」を描いていた20代を「マンガ家としても描けば描くほどうまくなっていく、そういう時期なんですよね」と振り返った井上は、当時の「ずっと右肩上がりの一直線」だった価値観と、「無限の可能性がある主人公」の物語がハマったのではないかと述懐する。
しかし、それから26年が経ち「自分の中でも視点が、価値観がだいぶ変わったというか……増えたんですね。痛みだったり、うまくいかないこともいっぱいあるよなって、みんなそうだと思うけど自分も経験して。痛みを抱えていてとか、痛みを乗り越えてとか、そういう存在の視点で描きたかったんです」と告白した井上は、「みんなそうじゃないですか。無限の可能性を秘めている人ばかりじゃないので。みんな痛みと共に生きている。そういう視点で今の自分だったら描けるんじゃないかなと。そういうところにスポットを当てたい、フォーカスしたい。自分が関わるならそういう視点でやりたいというのがありました」と語っている。
出典:img.cinematoday.jp
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アニメーション映画『THE FIRST SLAM DUNK』(12月3日全国公開)で監督・脚本を務めた原作者・井上雄彦が、2日にオフィシャルサイトに掲載されたインタビュー内で、映画化を決断した理由と共に、新作に込めた思いを語っている。