1. 2022/11/23(水) 16:36:07
「最近増えているのが、転売目的の犯行です。化粧品や日用品を盗んで、フリマアプリ『メルカリ』などで売るんです。換金のために、おまけ付きのチョコレート菓子を50個も万引きした姉妹もいました。外国人の犯行も多くなっている。ベトナム人窃盗団は、盗んだ食品などを自宅アパートで転売しているんです」
(中略)
伊東氏によると手口も巧妙化。店の出入り口にある探知機にひっかからないように、特殊加工したバッグに盗んだ商品を入れる事例もあるという。なかには10代、20代の若い女性窃盗犯もいる。
「都内のスーパーで捕まえた、20代前半の女性の犯行動機は失恋でした。ショックから摂食障害となり、食べ物の窃盗を繰り返していたんです。10代の少女の大半は、家庭環境に問題があります。親の育児放棄などでお金に困り、学校に通えていない子も多い。貧しいことへのコンプレックスが強く、より良いモノを身につけ優越感に浸(ひた)りたいという理由で万引きを続ける子もいました」(伊東氏)
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統計上、万引きの数は減少しているが、専門家の感覚ではむしろ近年激増しているという。コロナ禍の影響が大きく、犯行動機も転売目的や精神的な問題など、多様化している。…