1. 2022/11/22(火) 15:08:27
「初デート代を割り勘にしたら100%次はないね」。井之上さんは、鉄の掟(おきて)を口にする。最近もお茶代の一部を払ってもらった男性が断られた。理由には「男性の方が年収が高いのに残念」とあった。
掟はもう一つ。「今でも“3高”は武器になる」。バブル期にもてはやされた高学歴・高収入・高身長のこと。「24時間戦えますか」のキャッチコピーで栄養ドリンクが売られた時代から続く不動の傾向だ。
ただ景気の低迷とともに、その内容は緩やかになった。「身長○○センチ、年収○○万円以上」と線引きせず、「自分よりも3高」がトレンドという。
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「女性に仕事や経済力を求める時代」。業界に身を置き約25年、700組以上を成婚させた福岡市中央区の結婚相談所代表、井之上幸子さん=コラージュ右下=は実感する。当初は専業主婦志望もモテていた。それが年功序列や終身雇用の慣習が崩れゆく今、「バリキャリ」(バリバリ働くキャリアウーマン)や医師の人気が上昇中という。