1. 2022/11/11(金) 19:05:26
産業医:離婚から半年経過しましたが、気持ちの切り替えはできましたか?
小山さん:家事が大変ですね。ゴミ出しも初めてなんですが、3種類に分けて出すことを知りませんでした。初めは間違えて、町内会のゴミ出し箱の中に残されたままだったこともあります。「出し直してください」と書いた紙を袋に貼り付けられてね。なんで部長の俺がこんな目に遭うのか、情けない……。
産業医:奥様の苦労が分かりましたか?
小山さん :う~ん。そうですね。それもありますが、(声を絞り出すように)寂しいんですよ、先生。
産業医 :そうですか。
小山さん :独り暮らしですから帰宅しても、家が真っ暗です。
産業医 :そうでしょう。
小山さん :食事は外食で済ませて帰りますが、家の中はシーンとしたまま。音がない。僕しかいない。話し相手がいない。
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メーカー研究所の部長(57)は共働きの妻から「あなたと二人きりの退職後の生活は考えられない」と突然、離婚を切り出されました。そのお話を、「『子育て終了。頑張った私!』、共働きの妻が離婚を切り出した…夫は妻の気持ちがわからない」で紹介し、多くの方に関心を持って読んでいただきました。自分は仕事中心で、2人の子育ても家事も妻に任せきりだった生活に何の疑いも持たなかった夫。一方、妻は夫の無関心に積年の不満を募らせ、子どもが就職、大学進学したのを機に、離婚を決断したという例です。