1. 2022/08/10(水) 12:03:24
先月16日、千葉県習志野市でおきたタクシーと一般車の衝突事故。その映像を独自ものとして取り上げている
だが、一体どこが独自取材なのかわからない。つまり取材している場面としては、事故から3週間後の現場の映像と、タクシー会社の同僚の映像コメント等があるだけ。とても“独自”と胸を張れる内容ではない。
<中略>
コーナーが始まったのが8時10分。交通事故を伝える時間帯は9分間続いた。その間、ドライブレコーダーの映像として流された事故の瞬間を含めた事故前後の映像は、都合38回!
事故に遭ったタクシーのドラレコ、交差点手前で止まっていた車のドラレコ、この2台の車の映像、つまりたった2本の映像を、何度も何度も、長くしたり短くしたり、音を入れたり音を消したりしながら使い続けたのである。
<中略>
あおり運転や交通事故に関して情報番組が伝える際、繰り返し怒鳴り声や衝突現場を映し出す。それが近年の番組作りの確かな傾向だ。防犯カメラやドライブレコーダーなどに映像が残り、その提供を受けたテレビ局が、“独自もの”として放送する。
<中略>
『めざまし8』ではその後、「このような悪質なもの、ほかにもございます。悪質な逃走犯です」として、先週月曜日、群馬県の飲食店でとらえられた防犯映像を放送した。レジから現金を取り出す犯行現場がバッチリ映っているが、ここでも、同じ映像が10回以上、繰り返し使われていた。
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俳優の谷原章介(50)が司会を務める朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)のコーナーで交通事故のニュースが取り上げられた。約9分間のニュースは、ほぼドライブレコーダーの映像だけで編集され、事故の瞬間映像は実に38回も流れた。テレビの報道番組として、このあり方でいいのだろうかーー