1. 2022/07/13(水) 13:03:00
この4月から幼稚園に通いだした長男には、ひとつ不満があるようです。それは名前の呼ばれ方。幼稚園では男の子も女の子も一律「ちゃん」付けと決まっているのですが、長男は今まで家でも保育園でも「〇〇くん」と呼ばれていたためにちゃん付けを受け入れることができないようなのです。「〇〇くん、ちゃんじゃないもん!」と小さな頬を膨らませています。ところが呼ぶ対象が大人になると、「さん」を付けるほうが不躾に感じることもあるのが日本語の面白いところです。
「さん」を付けると身近にいる人、話し手が直接知っている人、というニュアンスが生じます。『自分の実生活とは直接関わりのない、客観的な存在、例えば、歴史上の人物などには、「さん」を付けず、呼び捨てにするのが一般的です』と、NHKのサイトにも解説があります。
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そんなことを英語話者である夫につらつら話していたら、夫はこう言いました。「いや、僕は日本語の敬称って本人の性格まで変えてしまう気がする。『〇〇くん』と呼ばれるのと『〇〇さん』と呼ばれるのでは、自分は気分が変わる。だから息子も『〇〇くん、ちゃんじゃないもん!』と主張したのではないかな」。
出典:dot.asahi.com
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英語だったらこんな問題に頭を悩ませることはないのに、と歯がゆい思いでした。英語では基本的に、幼い子は下の名前を呼び捨てするだけで事足りるからです。