1. 2022/07/12(火) 22:15:17
エリックさんはその人生の大半を、原因不明の胃腸の病気による腹痛に悩まされてきた。小腸を失い、肝臓と腎臓の病気にかかり、慢性的な痛みと感染症に悩まされて体調は悪化の一途をたどった。多くの病院で診察を受け、何人もの医師たちが原因を特定しようと努めたが叶うことはなかった。そして医師からは生き続けるには何度も臓器移植を受けるしかないこと、それでも「回復の見込みは50%しかない」と告げられたのだ。痛みから解放されるために多くの治療を受けなければならず、次第にエリックさんはその痛みの中での生活をこれ以上は望まないと思うようになったそうだ。
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カナダに住む20歳の青年が、診断のつかない胃腸障害が引き起こす慢性的な痛みに耐えかね、尊厳死医療支援を受けることを決めた。青年の家族や友人らもこの悲痛な決意を受け止めたという。およそ10年にわたり原因不明の痛みに翻弄され続けてきた彼は「今はその日を待っている」と来たるべき時に向け、準備を進めているそうだ。『The Mirror』などが伝えた。