1. 2022/06/27(月) 12:33:49
特別から日常へ─。コロナ禍を契機に紅茶飲料業界では、こんな嗜好の変化が起こっている。コロナ禍の2019年から紅茶飲料市場は拡大し、購入者数はもちろん、紅茶飲料を購入する頻度も増加。既存のリーフティーやティーバッグと共に家庭内の紅茶消費量も増加傾向だ。そんな紅茶市場で攻勢をかけているのが日本コカ・コーラ。同社の紅茶飲料と言えば、1992年に誕生した「紅茶花伝」が有名だ。同社は誕生から30年を迎えたこの「紅茶花伝」で、紅茶市場での存在感を高める狙い。
同部止渇系無糖茶・機能性茶・紅茶事業部マネジャーの田中惇也氏は「コロナ禍で在宅勤務が増えて紅茶が身近になった。昼間に缶コーヒーを飲んだり、仕事終わりにジュースを飲む消費者が紅茶を飲むようになった」と分析した上で、「コーヒーほど重くなく、香りの華やかさや爽やかな渋みを持つ紅茶に注目が集まっている」と語る。
個人的には無糖の紅茶で美味しいのが出てきたのは結構嬉しかったです。皆さんはどんなのが好きですか?
+73
-2
いま、紅茶飲料が熱い─。茶葉の種類や量、甘さや香りなど個性を打ち出しやすいという特性に加え、コーヒーやお茶から紅茶に乗り換える消費者が増えているからだ。そんな中で「午後の紅茶」ブランドで首位に立つキリンビバレッジ追撃に向け、日本コカ・コーラが動き出している。誕生30年を迎えた「紅茶花伝」ブランドで総合ブランド化を図る考えだ。舌が肥えている消費者を相手に、味の多様化が勝負の鍵を握っていると言えそうだ。