1. 2022/06/10(金) 00:36:35
セイン・カミュ、知的障がいの妹を世話した過去「個性の範囲だと思う事が大事」 | ENCOUNT
encount.press
外国人タレントのセイン・カミュは現在、YouTubeやナレーション等で活動を続ける傍ら、一般社団法人「障がい者自立推進機構」の理事として障がい者の支援活動(パラリンアート)に力を入れている。家族を含めると3人に1人が障がい者と接しているともいわれる時代、支援や子育てとどう向き合っていけばいいのか。知的障がいの妹を持ち、3児の父でもあるセインに聞いた。
僕が日本に来たのが6歳のときで、その後に生まれた7歳下の妹が知的障がいでした。両親が共働きだったので、僕がいつも送り迎えをしたり、面倒を見ることが多かった。子どもの頃は言葉がうまくしゃべれなかったり、コミュニケーションを取るのも難しかったですね。学校が早く終わった日は友達の家で面倒を見てもらってたんですが、たまに漏らして迷惑をかけてしまったり、妹の世話があるから友達と遊べなかったりで、当時思春期の兄として正直“うざいな”と思うこともあった。それでも妹なので嫌いになったりはしませんよ。昔も今も仲の良いきょうだいだと思います。
障がい者って、表からは見えにくいだけで実はすごく多いんです。日本では960万人くらいいて、その家族も含めると約4000万人。だいたい3人に1人は、自分や家族などごく身近なところに障がい者がいる計算になります。障がいの種類も身体障がい、精神障がい、知的障がいなどさまざまで、発達障がいなどなかなか認定が下りないケースも合わせるともっと多い。そんなに身近な存在なのに、日本では障がいに触れたり明かしたりするのがタブーという考え方があるから、なかなか実態が見えてこない。最近少しずつその認識も変わってきてて、「実はうちもそうなの」「どうやってる?」と言いやすくなったり、情報交換がしやすくなってきてるのはいいことだと思います。
+421
-6
出典:encount.press