1. 2022/04/28(木) 13:55:45
だが上氏は、65歳以上の人口がピークを迎える20年後には「所得に関係なく、すべての世代で3割負担になる」と予測する。つまり今1割負担の75歳の人はより身体が衰える95歳になる頃には、今の3倍の負担になるということだ。
さらに、もう1つ“大きな問題”が生じる恐れがあるという。
「逼迫する財源を確保するために、負担額だけでなく『免責事項』となる医療行為をどんどん増やしていくと思われます。副作用が少なく効果が高い先端医療は高齢者向けと言えますが、それらについて、『まだ有効性や安全性が確認されない』などと理由をつけて保険適用せず、全額自己負担にするという意味です」(上氏)
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長寿化が進み、最近では「人生120年時代」の到来を予測する専門家もいる。そのように語られる根幹には、医療の進歩がある。日本人の死因第1位のがんも新たな治療法が開発され「治る病気」に変わりつつある。万人に訪れるはずの「老化」も、アンチエイジング医療の進歩で克服できるとの説が語られ始めた。