1. 2022/04/15(金) 23:00:50
(以下抜粋)
暴力シーンについて「近年のバラエティー番組の罰ゲームやドッキリ企画は、時として視聴者へのインパクトを増すために、出演者の間では了解されていたとしても、リアリティー番組として見えるように工夫されている。
より強いインパクトを求めて、最近のリアリティーショーは、制作者、出演者の作り込みを精緻化させ、大人でさえもリアルとしか思えないような演出がなされることもある」などと指摘した。
さらに「『他人の心身の痛み』を周囲の人が笑うことを視聴することの意味」にも言及。「幼少時から、苦痛や困難に苦しむ人が他の人によって慰められたり助けられたりする場面を見ないで育った子どもは、共感性の発達が障害される可能性が高くなる。
幼少時に虐待を受けた子どもが、自分が親になったときに、自らの子どもを虐待する率が高いこと(虐待の世代間連鎖)も、こうした共感性発達の障害が原因であると考えることができる」とし、バラエティーのドッキリ番組などで、心身の痛みに苦しむ芸人などを周囲の出演者が嘲笑しているシーンは、子どもたちの共感性発達阻害の可能性があるとした。
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放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と青少年に関する委員会が15日、公式サイトで、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」に関する見解を発表した。