1. 2022/03/29(火) 16:12:27
これらの言葉は、脅しにもなります。怖がらせて言うことを聞かせようとすると、子どもは恐怖で何も考えられなくなり、いつも人の顔色をうかがうようになってしまいます。
お母さんがうまく叱れず、お父さんに叱ってもらっていると、子どもは家庭内のヒエラルキーを感じます。そんなことを続けていると、子どもが中高生になったときに何かをさせようと思っても、子どもはお母さんの言うことを聞きません。子どもを叱るときにお父さんに丸投げしていたので、「親父と話すわ」となるでしょう。
子どもが言うことを聞かなくても、安易に、脅したり、丸投げしたりするのではなく、子どもと向き合って話すことが大切です。なぜやらなくてはならないのか、なぜやってはいけないかなどの理由を、「お母さんはこう思うよ」と前置きして、穏やかな口調で伝えましょう。
それでも子どもが言うことを聞かなければ、「お父さんに言うよ」ではなく、「お父さんの意見も聞いてみようか」と言うのがいいと思います。
出典:tk.ismcdn.jp
「近所や親戚に知られたらみっともない」「みんなに笑われるよ」「そんなことをしたら、世間が許さない」は、世間体を意識しているから出てくる言葉です。
親が「みっともない」「みんなに笑われる」という言葉を使うときは、目の前の子どもより見えない世間を優先したことになりますから、子どもの気持ちを結果として傷つけることになります。子どもは「お母さんは世間から自分を守ってくれないのだ」と感じてしまうでしょう。
+20
-52
子どもがお母さんの言うことをなかなか聞かないときに、「お父さんに言うよ」「先生に言うからね」などと言っていませんか。 お母さんがうまく叱れないからといって、誰かに下駄を預けてしまうのは卑怯です。自分の理論が脆弱だから、子どもの心を打つことができず、言うことを聞かせられなかったのに、強い者の権威をかさに着て無理やり言うことを聞かせようとする姿は、どう見えるでしょうか。まさに「虎の威を借る狐」であり、子どもも卑怯だと気づくと思います。