1. 2022/02/16(水) 22:57:41
■今後の30年間を大切にする
では、どうすればいいのでしょうか。その答えとしては、老後の大切な資金である公的年金を増額することです。その自分の年金というのは、国が決めている、なんて思っていませんか。それは間違いです。自分の働き方で年金額は変わりますし、年金を増やすことだってできるのです。
公的年金を増やす方法には、「年収を増やす」「長く働く」「年金の受け取りを遅くする」の3つのやり方があります。
出典:president.ismcdn.jp
パートやアルバイトなどで働いている人で、手取りが減ってしまうと考え、あえて労働時間を減らして厚生年金に加入していないケースがあります。しかし、それでは将来の年金額が少なくなってしまいます。
2022年10月に年金の法律が改正されます。
そうすれば、いままで厚生年金に加入できなかった人も加入できる機会が増えます。将来のことを考えたら、できれば厚生年金に加入することが重要です。
また、契約社員やパート(有期契約労働者)が5年を超えて更新された場合、期間の定めのない労働契約に転換することができます。これは、2018年4月からスタートした「無期転換ルール」です。これは労働者側から申込みをする必要があります。しかし会社側はそれを断ることはできません。5年間頑張れば、雇用が安定するということです。
収入に余裕がでれば、貯蓄もできるようになります。その時は「つみたてNISA」などを利用して効率的に増やすようにしましょう。
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