1. 2022/02/02(水) 16:26:00
1つ目の無知が彼女を追い詰める。それは「東京の家賃の高さ」だ。月々借りている奨学金が10万円なのに、家賃9万円のマンションを選んでしまったというのだ。
■無知ゆえ「リボ払い」に手を出してしまい…
2つ目の無知である、クレジットカードの「リボ払い」に手を出してしまったのだ。
美穂さんは無事に4年間で大学を卒業。夢だった幼稚園の先生になる。
しかし、前述したように、この間もリボの返済は終わっていない。金利分こそ払っていたものの、元金はあまり減っていなかった。
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「幼稚園の先生として働き始めた頃は、手取り16万円でした。リボが払えず、そのまま放ったらかしにしていたら、『至急連絡ください』の一文だけの電報が届き始めて……」
「そこで、『もらっているお金から、必要なお金を引いたお金が、使えるお金なんだ』とようやく気づいたんですよね」
無知の3つ目は、「収支の感覚」だった。学生時代からずっと忙しい日々を送ってきたこともあってか、収入と支出のバランスを考える習慣が養われてこなかったのだ。
リボの返済もなんとか社会人2年目で終了したが、過労もあって社会人4年目で体調を崩してしまい、休職。肝心の、奨学金の返済ができなくなってしまったという。
学生支援機構に相談の電話をしたら『猶予申請ができますよ』と言われたので猶予を申請して、半年間、猶予してもらいました。
その後、美穂さんは今も勤務する保育園に転職。奨学金の返済を続けている。
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「昔は本当にバカだったんです。マネーリテラシーがなくて……」そう語るのは、神奈川県在住の鈴木美穂さん(仮名・32歳)。