1. 2022/01/31(月) 15:45:53
●「残価設定型クレジット」の仕組み
残価設定型クレジットというのは、車の購入の際に用いられているローンの設定の仕方です。
例えば、400万円の車の5年後の残価を180万円として、残りの220万円を5年間で分割して支払う、といったものです。
●総支払額は高くなるケースも
一般的なローンでは、毎月支払いを続ければ、元本が減っていくことになるため、元本にかかる利息額もどんどん少なくなっていきます。しかし、残価設定型クレジットは、上記例で言えば、元本全体の400万円のうち、残価の180万円を除いた220万円を分割払いしている状況のため、180万円は元本として最後まで残り続けることになります。
出典:i.imgur.com
毎月支払っている額は、実は車本体の金額ではなく、金利に多く払っていることが多いのです。そのため、いつまでも金利を支払い続けることになり、車本体はいつまで経っても完全には自分のものにならないという状況が続いてしまうのです。
残価設定型クレジットが全てダメというわけではありませんが、残価設定型クレジットを組むくらいなら、頭金を多めに入れて普通のローンを組んだ方が支払総額は抑えられます。
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「結婚した夫婦が絶対にやってはいけないこと」連載の第4回は、車の「残価設定型クレジット」(残クレ)です。