1. 2022/01/31(月) 13:23:49
元陸連副会長の帖佐寛章氏は「この大会はマラソンとは呼べない」と声を荒らげてこう語る。
「2001年のベルリンマラソンで高橋尚子が男子選手がPMとなり、複数のガードランナーに囲まれながら世界記録(2時間19分46秒)を出した。(略)高橋の記録はPMの力を借りたもので問題だと思い、廃止させるため会議を開いた。メンバーたちは『すでにPMは起用されているから今更ダメとはいえない。ただし、違うゼッケンをつけさせ30キロまでにしよう』と決めた。世界陸連も了承した経緯がある」
さらに帖佐氏はつづける。
「マラソンで最も苦しいのは30キロを過ぎてからだ。そこからゴール直前まで男子のPMに引っ張ってもらい、『人の手を借りていません』と、なぜ言えるのか。大会主催者に名を連ねている陸連が自ら規則を破ってどうするのか。昨年も今年の記録も、ゴール直前までPMが先導したからだということは、誰が見てもわかることだ。そこまでして記録を出したいというなら、大阪国際女子マラソンはAIMSから脱退するべきだ」
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大阪国際女子マラソンは松田瑞生(26)が2時間20分52秒の大会新記録で圧勝。(略)それにしても、レースを見ていた人は「あれ?」と思ったのではないか。