1. 2022/01/24(月) 20:45:26
“授業が簡単すぎてつまらない”小学生の13%が抱える「吹きこぼれ」問題…知的好奇心を満たすギフテッド教育とは
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学校での「落ちこぼれ」問題は知っていても「吹きこぼれ」問題を知る人は少ない。「吹きこぼれ」とは、子どもが優秀であるがゆえに通常の学校の授業内容に物足りなさを感じて“ドロップアウト”していくことだ。こうした子どもたちは海外で「ギフテッド」と呼ばれているが、まだ日本では馴染みが薄い。
これまでは、こういう子どもは「授業中はおとなしく座って聞いていなさい」「放課後に塾で学習をすればいいのでは」などと言われていて、午前8時から午後3時までずっと学校にいても知的好奇心を満たせず悩みを抱えたままでした。ですからこうした子どもたちにとって、違う学びがあってしかるべきなんじゃないかなと思ったのがギフテッドの学びの場を作ろうと考えたきっかけです。
(具体的にはどのようなプログラムなのですか?)上の学年で行う授業の先取りをするのではなく、その子の学年で教わることを基礎に据えて、もっと深掘りしていくものでした。たとえば息子は小3だったのですが、学校では算数で単純な図形の面積を求めているところを、さらに抽象化して立体のパズルを解いたり自分で描いたりというのを3週間ずっとやるんです。また、ある決められた体積でどう建築物を作るかという課題が出たり。
私は最終日に見に行ったのですが、全員答えが違うんですね。日本の受験勉強は唯一絶対の解に到達するのが目標ですけど、このプログラムでは知識を使って子どもたちがどう創造できるのかをとことん突き詰めていくのだと感じました。中学生になるともっと選択肢が広がるようで、宇宙工学、バイオテクノロジー、脳科学、エンジニアリングなど、物理、生物、化学で習う知識を基に応用分野を学ぶ講座も設定されているようでした。
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出典:fnn.ismcdn.jp