1. 2021/12/08(水) 08:47:55
栃木ネタだけで持つのか――。ブレイクから13年、U字工事は悩み続けてきた。名産のかんぴょう、宇都宮駅前の餃子像の破損、魅力度ランキング最下位の話題は使い古してしまった。地元紙の下野新聞や統計資料、県史を読み込んでも、斬新なトピックにはなかなか巡り合えない。
福田:「また同じこと言ってしまってるな」とよく思いますね。
益子:面白くなるモノって、たくさんあるわけじゃない。
福田:梨の農家さんから「使ってくださいよ」と言われるんですけど、普通に美味しいから難しくて。
益子:栃木ネタを封印して、新しいパターンを生み出そうと焦っていた時期もありました。
福田:“どんなことにも感謝する”というネタができた時、ライブで一緒になったサンドウィッチマンさんに「すごいの作ったんで、見といてください」と宣言しました。そしたら、すげえ滑って。何も聞かずに帰りました。
益子:おめえ、すぐ帰ったよな。俺も追い掛けるように楽屋を出て行きました。結局、栃木以外見つからないし、1個あるだけでも恵まれていると思います。
出典:dotup.org
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大量生産、大量消費――。昨今のお笑い芸人には、こんなフレーズが当てはまるかもしれない。2000年代、『エンタの神様』『爆笑レッドカーペット』などが隆盛し、幾多の芸人が瞬く間にスターになった。その反動で、消費のサイクルはスピードを増した。飽和状態によってネタ番組は収束し、芸人がテレビから溢れ出てしまった。そんな時代に身を置きながら、U字工事の二人、福田薫(43)と益子卓郎(43)はしぶとく生き残り続けている。