40万相当のエルメスバッグを分解してわかった、ハイブランドが高額な理由

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更新:2021/11/27(土) 14:15

1. 2021/11/16(火) 15:25:42

40万相当のエルメスバッグを分解してわかった、ハイブランドが高額な理由(若尾 淳子) | FRaU gendai.ismedia.jp

よよよ、40万円のエルメスを、ぶ、分解ですと!? 本当にあのエルメスをバラバラにしちゃうの? そんな動画、見たことない!

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40万円のエルメスバッグ解体の動画をアップしているのは、「新進工房」という革職人たちのチャンネル。

若い革職人の仙入寛章さん(37歳)と弟の仙入雅之さん(34歳)の兄弟だ。

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「本物に比べると、3000円のバッグはステッチのピッチ(縫い幅)が広くて、つなぎ目の処理も荒い。糸端が飛び出てるところもあって、引っ張るとちょっとほどけてきました」と兄・寛章さん。

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対してエルメスのガーデンパーティは、ステッチや細部のコバ(革の端に塗料を縫って仕上げる)処理が非常にキレイだという。

「あえて革と同色の糸でなく、別の色の糸でステッチを入れてる時点で、技術への自信が見えます。これだと少しでも縫い目が歪んだら、すぐバレちゃうわけだから」と弟・雅之さんが感心する。

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パチッパチッという糸切りバサミの音とともに、ガーデンパーティは徐々にバラバラになっていく。バッグの口に次いで、底部分も取り外されたが、これだけでは終わらない。

「底に縫い付けられたベルトもしっかり補強されてました。ハイブランドって、見えないパーツや飾りの部分もすっごい念入りに補強している。長年使っても型崩れや破損を極限まで防ぐ細かな工夫がすごい。こういう技は僕らも取り入れていかんと」(弟・雅之さん) 

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ハンドルと表胴を外したところで現れたのは、謎の数字だ。ハンドルにも胴の革にも、見えないところに同じ番号が振ってある。

「これは革の色合わせのための数字かな。同じ染料を使っても、素材の革ごとに微妙に個体差が出るんですが、パーツを組み上げたときに全体の色味が揃うようにするための相番だと思います。ここまでこだわるのはやっぱりハイブランドならではですね」(弟・雅之さん)

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「エルメスはステッチに絶対のこだわりというかズバ抜けた技術を持ってる。同じハイブランドでもプラダは布ものからスタートしてるから、デザインとか芯地の素材とかにこだわっているし。実際に分解してみると、ブランドごとの考え方やこだわりの違いみたいなものが伝わってきます」と兄の寛章さん。

「年間何万本も(ガーデンパーティを)作ってて、全部をこの高クオリティで揃えて仕上げてくるってことは、職人さん全員がスーパーハイレベルな技術の持ち主だという証拠。エルメスは革職人を養成する学校も持っているんですが、優秀な職人を自社でイチから育てるなんて、設立して10年やそこらの新参メーカーでは絶対真似できない。これこそエルメスの約200年の歴史の力ですね」

ブランドごとに製法へのこだわりが違うんですね…興味深いです。

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2. 2021/11/16(火) 15:27:14

それだけ苦労して作ったバッグ、バラバラにされてどんな気持ちになるだろうか。

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3. 2021/11/16(火) 15:27:15

元に戻せそう?

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4. 2021/11/16(火) 15:27:34

驚いた。読んで感動した。ハニーズでバッグ買ってくる。おnewの余所行きbag

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5. 2021/11/16(火) 15:28:04

エルメスの頑丈さは有名だけど、その理由までは知らなかった。やっぱり徹底して細部まで作り込まれてるんだね。

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