1. 2021/08/22(日) 12:24:51
「妖精すぎる」「美しすぎる」という観点から報じられたこのような記事はまさに、IOCの表象ガイドラインが「避けるべき」構成としているものだ。
また、ベラルーシ代表・クリスティナ・ツィマノウスカヤ選手の亡命をめぐる報道でも同様のルッキズム報道が見られた。ウェブサイト「AERA dot.」の記事(8月2日付)だ。
使われている画像は5枚で、すべて選手自身のSNSに掲載されたものだ。
ことさら「美」を強調する雰囲気を醸成するのが、記事中の、「【写真】まぶしすぎるツィマノウスカヤ選手の笑顔はこちら」というタイトルのリンクだ。先の「【画像】美しすぎる…!五輪女性アスリートたち」に非常によく似ている。
亡命にも事態の深刻さにも関係のない形容詞「まぶしすぎる」を使い、選手の外見に対する憧憬が強化されている。
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多くの人に向けて情報を発信する役割を持つメディアが、ニュース報道において女性を「美しすぎる」、「まぶしすぎる」などの表現を使って、伝えることの本筋から外れて紹介する・語ることは、イギリスの基準では考えられない。
もし放送番組でこのような表現が使われたら、放送通信界の規制監督組織「オフコム」に山のような苦情が送られるだろう。
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女性選手を巡る日本の五輪報道について、在英ジャーナリストが苦言を呈した。「美しすぎる」など、本筋から外れて語ることは英国では考えられないそう。もし放送番組でこのような表現が使われたら、苦情が殺到するだろうと述べた