1. 2015/04/28(火) 15:44:02
廣木監督は『さよなら歌舞伎町』での前田の起用について「山下監督の映画(『苦役列車』と『もらとりあむタマ子』)を観て興味を抱き、素直にキャスティングしました。子役として活躍していた染谷将太とアイドルグループのトップだった彼女となら、良い効果が出るのではないかと思った」と理由を説明した。
一方、『超能力研究部の3人』で乃木坂46とも組んだ山下監督は「全てオリジナル脚本だし、監督としては自由度がありました。ただ前田さんは国民的アイドルだったので(劇場に)客がくるかも? と思ったけど映画を観に来なかった。対して渋谷さんのファンは映画を観に来てくれた。女性アイドルと男性アイドルでは、ファンの質が違うのかな? というのを実感しています」と分析してみせた。
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イタリアで開催中の第17回ウディネ・ファーイースト映画祭に参加している映画『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督と『味園ユニバース』の山下敦弘監督が現地時間26日、日本在住の米ジャーナリストであるマーク・シリングの進行でトークイベントを開催した。前者は元AKB48の前田敦子、後者は関ジャニ∞の渋谷すばると両監督共にアイドルを起用、さらにオリジナル脚本での映画化という共通項がある。海外同様に日本でも原作ありきの商業映画が主体となっているだけに、興味深い傾向と受け止められたようで、その企画意図や、日本映画界の現場についての質問が中心となった。