1. 2021/07/22(木) 00:50:54
──当時はモラハラの片鱗すらもなかった?
maronさん今思えばサインはあったんですよね。一番大きかったのは、一緒にご飯を食べに行ったレストランの店員に横柄な態度を取っていたこと。自分より立場が弱い相手に強く出るのは、モラハラ男の最大の特徴です。でも、私がわりとボーッとした性格なので「今日は機嫌でも悪いのかな?」くらいに流してしまったんです。賢明な方ならその時点でアウトを下すとは思うのですが。
──そんな控えめだったmaronさんを逆襲に立ち上がらせた引き金は?
maronさん旦那は娘たちも“俺さま王国”の支配下に置こうとして、それこそ長女が反抗期のときに「中学を出たら働かせる!」なんて言い出したことがあったんです。その言葉が一番の引き金になりましたね。
──反抗期の娘すら、自分の思い通りにしたかったのですね。
maronさん娘たちには自分の生きたい人生を生きてもらいたいですから、社会に出るまではどんなことがあっても私が守らなければいけないと思いました。それで高校進学にかかる費用は、学費保険のほか、フリーの仕事で入ってくる私の給料と貯金で何とか工面しました。
──現在は離婚を画策中とのことですが、進捗はいかがですか?
maronさん今は二世帯住宅で義母宅に主人が居候しているという家庭内別居の状態で、水面下で情報収集をしながら進めているところです。けれど…経済的な理由もあって、すぐに離婚できないのがつらいところです。また、モラハラ夫の特性を想像すると、離婚後も嫌がらせをされたり養育費を滞納されたりしそうで、それも不安です。けれどいい方向に向かえるように、前向きに準備を進めています。今は自分のやりたいこともできていて、毎日充実して過ごしています。
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配偶者や同居家族によるモラハラが社会問題になっている。かつては家庭内で揉み消されてきたが、ネットで声を上げる人が増えたことで「私も被害者だったのでは?」と気付き始めた人も多いようだ。Twitterで共感を呼んでいる『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください!闘う嫁のサバイバル術』(KADOKAWA刊)の著者・maronさんもその1人。「独身の方には結婚前に気付いて欲しい」と訴えるmaronさんに、モラハラ男の生態について聞いた。