1. 2021/07/21(水) 15:06:43
「子どもが集まる場所」で特に警戒すべき犯罪は、誘拐と性犯罪である。どうすれば、こうした犯罪を防げるのか。
防犯のグローバル・スタンダード「犯罪機会論」が製造した「知識のワクチン」は、「入りやすく見えにくい場所では最大限の警戒を」がその中身だ。
レジャー施設やショッピング施設は、だれもが「入りやすい」。では、「見えにくい」はどうだろう。
そこには、たくさんの人がいる。しかし、人が多い場所では、人の注意や関心が分散し、視線のピントがぼけてしまう。そのため、犯罪者の行動が見過ごされやすい。
(中略)
「知識のワクチン」の主要成分は、「景色解読力」である。景色解読力とは、景色に潜む危険性に気づく能力だ。学校用語で言えば、「危険予測能力」ということになる。要するに、犯罪が起きやすい「入りやすい場所」と「見えにくい場所」を見抜く能力のことである。
それを伸ばすのが「地域安全マップづくり」。地域安全マップは、夏休みの自由研究にもってこいのテーマだ。
↓地域安全マップづくりを疑似体験する動画
小宮先生の防犯教室 あぶないとこって、どんなとこ? - YouTube
youtu.be
子どもの誘拐・性犯罪のほとんどは、だまされて自分からついていったケースです。宮崎勤事件も、神戸のサカキバラ事件も、奈良女児誘拐殺害事件も、すべてだまして連れ去ったケースです。しかし、日本では、防犯ブザーを渡し、「大声で助けを呼ぶ」「走って逃げる」...
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もうすぐ夏休み。夏休み中は、子どもだけで過ごす時間が膨らみ、留守番する機会も増える。海水浴やキャンプ、夏祭りや花火大会など、ワクワクするイベントも多くなる。そのため、親子ともども開放的な気分になりやすく、警戒心は乏しくなる。しかし、ひとたび事件に巻き込まれたら、せっかくの夏休みが台無しだ。そうならないよう、「知識のワクチン」を打って「犯罪の免疫」をつけてほしい。