1. 2021/06/05(土) 18:13:10
西崎さんのもとには、ワンオペの家事をし続けることに耐えきれず、「もう無理! 夫と別れたい」という女性が多数相談に訪れるという。しかし話をよく聞いてみると、本当に離婚したいわけではなく、「ひとりで家事を負担するのがもういやだ」というケースがほとんどだとわかった。そういう人たちに西崎さんは、“卒家事”をすすめている。
「夫や子供に家事を教えて、自分のことは自分でやってもらう。そう決めたら妻は絶対に手を出さない。そのうえで同居するという、新たな家族関係を築くのが“卒家事”です」(西崎さん)
夫や子供を家事の面で自立させるためにまず妻がやるべきことは、自分自身の意識改革だと、婚活コンサルタントの川崎貴子さんは言う。
「夫や子供は教えても家事をやらないだろう、これまでだってお願いしてもしてくれなかった、などと最初からあきらめるのはやめましょう。
これからの30年40年を同じ家事の悩みで苦しまないためにも、思い立ったいまこそ、時間をかけて教えてあげてください。すぐにうまくはいかないでしょうが、半年はかけて覚えてもらおうという意気込みで臨んでください。妻がいなければ何もできないという夫や、母に身の回りの世話をさせる子供では、この先不自由もあるでしょうから。“卒家事”は夫や子供の幸せにもなるはずです」(川崎さん)
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