1. 2021/04/29(木) 13:34:22
【1】髪の毛の色警察
…役所では黒以外は「異端」扱いされ、善良なる市民から「おたくの役所の窓口に赤い髪の毛の人がいました! 黒に戻させなさい!」などのクレームが来るという話を聞いたことがある。
【2】携帯電話通話警察
海外に行って若干のカルチャーショックを受けるのが「電車の中で、大声で携帯電話で喋る人」の存在である。周囲の人は「シーッ」と口の前で人差し指を差し出すわけでもなければ、大声で喋る人を睨んだりもしない。「話したいことがあるんだろうな」という寛容の気持ちで放置している。
だが、日本では、電車の中でうっかり電話がかかってきた時、口に手を当ててヒソヒソ声で「今、電車なんです。降りたら折り返します」とペコペコしながら通話をしている光景を見かける。
【3】禁煙警察
…喫煙OKの場所で吸っていたとしてもしばしば「おい、クサいんだよ。副流煙でオレが肺がんになったらどうするんだ! タバコを消せ!」なんて言われることがあるという。
実際私の知り合いは、カフェの喫煙ルームで一服していたところ、わざわざ禁煙エリアから子連れの母親がやってきて、「子供がいるの!吸わないで!」と激高されたらしい。
【4】自炊警察
【5】ゴミ警察
昨年秋、私は東京から佐賀県唐津市に引っ越したのだが、仰天したのが、月に1日の資源ゴミの日、捨てに行くとゴミ収集場所に高齢男女2人がウロウロしているのだ。最初は何をしているのかと思ったが、彼らは門番のごとく目を光らせ、人々が「正しく」ゴミを出しているのかチェックしているのである。
+40
-16
この1年3ヶ月のコロナ禍では「自粛警察」や「マスク警察」が登場するなど、自然発生的に見知らぬ他人の“非常識”と思しき行動を取り締まる動きが出た。だが、これは元々「五人組」などの相互監視体制があった日本において、“伝統”にも近いものなのではとネットニュース編集者の中川淳一郎氏は見ている。なぜ人は他人の行動を制限する「警察」になるのか。同氏が考察した。…