1. 2021/01/18(月) 00:40:41
無料キャッチアップ(見逃し配信)が旗印の「TVer」はサービス開始から5年。その利用状況からは、連ドラ視聴率の推移に好影響を及ぼし、リアルタイム視聴に回帰していることがうかがえる。
同社などの調査によると、TVerの認知率は、全国15~69歳の男女で6割を超え、とくに10代女性では、SNSによる拡散効果もあり、74・5%に上っている。
「5年前は、初回が高くても、あとはどんと落ちるドラマが多かったが、最近は初回だけ視聴率が高いわけではなくなっている。初回を見逃してもついてこられるようになり、後半に向かって数字が上がる傾向が表れている」。
実際、ビデオリサーチによると、「恋つづ」の関東地区の世帯視聴率は、初回は9・9%だったが、その後はおおむね上昇傾向となり、最終話は15・4%。20年前の感覚では考えられない伸び方で、若者を中心に根付いたキャッチアップ文化の恩恵とも言えよう。
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かつて連続ドラマの初回視聴率は、番組の成否を決する最大のカギと言われた。しかし今では、放送後1週間程度の番組配信が完全に定着、物語の展開に容易に追いつけるようになった。