1. 2021/01/16(土) 16:28:05
島根県薬事衛生課の田原研司課長は「患者が適切な治療を受けられる環境が大切だ」と感染判明後の対処をポイントに挙げる。
島根では、無症状や軽症の患者も入院を原則としており、私立高校サッカー部でクラスターが発生した時期を除き、全ての人が医療機関で手当てを受けている。
予防医学が専門の国際医療福祉大病院(栃木県)の一石英一郎教授は「死者の増加につながる重症患者を出さないためには、自宅待機者を減らすことが欠かせない」と指摘。症状の有無にかかわらず、医療態勢が整った施設で治療を受けて療養する重要性を説く。
島根の感染者の7割が集中する松江市では、陽性者と同じ職場、フロアで勤務していた人や、立ち寄り先の関係者も対象に含めて検査を行い、感染拡大の芽を摘み取っている。20年12月は感染確認者数(23人)の60倍に当たる計1350人分を調べた。重症化に至る前の早めのケアにつながっていると言える。
出典:www.sanin-chuo.co.jp
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全国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、47都道府県で唯一、島根県で感染者の死亡ゼロが続いている。県や医療関係者は入院病床が現時点で十分に確保できており、重症化を未然に防止できているためではないかと推察する。