1. 2020/11/30(月) 15:40:38
どうやらこの“優しさ”の描き方が少々過剰なようなのだ。ドラマウォッチャーのライターは次のように語る。
「『ナギサさん』の“いい人”にはリアリティがありました。たとえば自分の好きな男性が自分の仲良しの同僚を好きだと分かったとき。ややもすれば同僚を憎んでしまいそうな心を必死の思いで振り切り、彼女は『応援する』と宣言する。これは現実にも起こり得る出来事だけに、“負の心”に打ち勝った彼女の強さに多くの女性が『自分もこうありたい』と共感したものです。
他の登場人物も、それぞれ悩みを抱え、油断すると負の思考スパイラルに落ちていきそうなところを、周囲の助けも得て何とか乗り越えていく。そういった過程が見えたので、その“いい人”ぶりにも多くの視聴者が癒されたのでしょう。
対して『姉ちゃんの恋人』の登場人物たちは、最初から負の感情というものが存在していないかのようです。何を言ってもやっても笑ってくれるし、肯定してくれる。挙句、恋にうつつを抜かして仕事で大きなミスを犯しても、皆、笑顔で許すのです。いや、こんな職場あるわけない……。
いくらコロナ禍で皆の心が疲れているとはいえ、非現実的な“いい人”を見せられても視聴者はシラけるだけだと思います」
(中略)
ネット評を見ても、『弟が全員シスコンでいい子すぎて違和感』という声が多いように、リアリティのない仲良しぶりも共感が得られていません。
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有村架純(27)主演のドラマ『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)が、瀕死の視聴率に陥ってる。このドラマの最大の特徴は、辛いテーマを扱いながらも“いい人しか登場しない”というところだろう。 これは、この夏大ヒットした『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)と同じ特徴でもある。